矯正歯科治療を始める前に

SMT(唾液検査)&
MFT(口腔周囲筋のトレーニング)

DENTAL CONCEPT

菊池歯科矯正歯科医院
Support & Care①

矯正治療のサポート
「歯が動く」矯正の痛み

矯正治療のサポート

矯正治療自体の痛みは「歯が動いてくれている証し」ですが、 治療を始めたばかりの頃は、痛みを強く感じてしまうことがあります。矯正治療開始後は、4〜5時間すると徐々に痛みを感じ始め、2〜3日後にピークとなります。痛みは4〜5日程度で徐々に減少し、1週間以内に軽減します

新しいマウスピースに交換した直後も、同じような現象が起こりますが、次第に慣れていきますのでご安心ください)

◇矯正時の痛みを感じるときの食事について◇

おかゆ・雑炊・うどん・豆腐ハンバーグ・スープ・野菜ジュース・ヨーグルト
※あまり力を入れずに食べられる食事の例です。
痛みのピークは数日程度です。
無理をせずに工夫しながらお食事を楽しみましょう。

食事イメージ

菊池歯科矯正歯科医院
Support & Care②

矯正中の歯磨きと虫歯歯周病予防の取り組みについて

当院では、矯正治療を始める場合、口腔ケアと歯磨き指導などを行い、予防に努めております。日常の歯ブラシでどうしても汚れが落ちにくい箇所におきましては、矯正期間においても、定期的に歯のケア(専門的クリーニングPMTC)等を保険内で行っていきます。また、セルフケアを上手になってもらうことと、ご自身の歯を守るためのアドバイスを唾液検査(SMT)を用いて、パーソナルリスクのサポートを行っていきます。

フッ素塗布

◇フッ素塗布
フッ素が歯の表面のエナメル質に取り込まれると、歯の表面は固くなり、虫歯の原因菌が作り出す酸に強く溶けにくくなります。セルフケアでも、フッ素成分が入った歯磨きペーストを塗布することをお勧めします。また、クリニックでの専門ケアでは定期的にフッ素の濃度が高くより効果の高いものを塗布します。(保険内で定期的高濃度フッ素塗布可能です)

◇矯正治療中にフロス、歯間ブラシの使用をお勧めします!

矯正治療中は、通常よりもケアが大切になります。口腔ケアを怠ると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。特に矯正治療中は、多くの場合、IPR(歯と歯の間を削合してスペースを作ること)を行いますので、隙間に食べ物が詰まりやすくなり痛みを誘発することがあります。歯と歯の間の汚れは歯ブラシでは完全に除去が困難です。そのため矯正治療中はフロスを使用することをおススメします。

デンタルフロス
デンタルフロスと歯間ブラシ

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Support & Care③

MFTトレーニングについて(舌の位置)

MFTトレーニングとは、
口のまわりの筋肉と舌を正しく動かすトレーニングのことです。 矯正治療を行う方は、口のまわりの筋肉のバランスが崩れている事が多いです。
当院では主に「舌の位置」「鼻呼吸」「頬」「唇」について指導させていただいております。

<MFTトレーニングの矯正治療への効果>
1.歯並びが悪くなるのを予防する。
2.矯正治療を円滑に進め、治療期間を短くする。
3.矯正治療後の後戻りを防ぐ。

舌の先はスポットにおく(◎)

自分で確認してみましょう。今、舌の先はどこにあるでしょうか?

確認してみましょう
正常な舌の位置

①上アゴに触れている
②上の前歯に触れている
③下の前歯に触れている

正しい舌先の位置は①の上あごです。
②③は間違った位置になります

②、③のように舌が上に持ち上がらない状態を低位舌と呼びます。低位舌になっている方の舌の形には3つの特徴があります。
A.舌の筋力が足りていなくて肥満になっている状態
B.舌の筋力が強くて歯の形がつく状態
C.舌小帯というヒモが短く引っ張られて上に持ち上がらない状態

重度の低位舌はそのままにしておくとせっかく矯正できれいになった歯並びが再度悪くなることが多いです。

矯正治療で歯並びを治すのと併用で正しい舌の位置を覚えていきましょう!

菊池歯科矯正歯科医院
Support & Care④

MFTトレーニングについて(口呼吸)西鉄久留米駅から徒歩5分の歯医者・矯正歯科・インプラント「菊池歯科矯正歯科医院」|西鉄久留米駅から徒歩5分の歯医者・矯正歯科・インプラント「菊池歯科矯正歯科医院」|西鉄久留米駅から徒歩5分の歯医者・矯正歯科・インプラント「菊池歯科矯正歯科医院」|

口呼吸とは、日常的に口が開いており、主に口で呼吸をしている状態の事です。 無意識に口呼吸になっている人は、鼻呼吸になるようにしましょう!

鼻呼吸と口呼吸

<鼻呼吸と口呼吸の違い>
実は、舌が上に持ち上がらないと、口呼吸になりやすくなるのです。低位舌の状態だと口は開きやすいです。試しに、鼻で息を吸ってみて下さい。自然と舌が上に持ち上がったのがわかると思います。低位舌の方は、口は閉じているように見えても、うっすら開いており口からも息を吸っています。

口呼吸の影響

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Support & Care⑤

ニュートラルゾーンについて(頬内面、唇の位置)

ニュートラルゾーンについて

歯は、唇や頬などのお口の外側からの圧力と、舌の裏側からの圧力の力が中立する場所に並びます。

その部位のことを(ニュートラルゾーン)といいます。つまり、→ 外側(頬、唇)や内側(舌)からの力の影響が”ゼロ“の場所に歯がある=歯並びがきれいである。しかし、このバランスが崩れてしまうと

「頬や唇(口輪筋)の圧が強い」場合⇒
「歯が内側に押されて歯並びが悪い」原因になります。

「舌の力が強く、唇が常に開いている」場合⇒
「前歯が前方に押されてしまい、出っ歯」の原因になります。

① 矯正中に歯に矯正装置を装着する際、二ュートラルゾーンが崩れていると、頬内面や唇内面が歯に触れてしまい、痛みを喚起してしまいます!

② 矯正後に、後戻りの原因になってしまいますので、気を付けましょう!

※次に、このニュートラルゾーンをマスターするための体操をご説明します🔜

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Support & Care⑥

口腔体操を練習しましょう! 

矯正治療が始まると歯はマウスピースで覆われ(ワイヤー矯正の場合は、ワイヤーが外側につきます)ますので、唇や頬や舌が歯に接触している場合、
③ 痛みが出る②思ったように歯が動かずに矯正治療が長くかかる
③ 矯正後に後戻りしてしまう。
などのトラブルに見舞われることがあります。

このようなことがないように矯正前から意識して口腔周囲筋をトレーニングしましょう!

口腔体操をはじめましょう